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社会 品質の確保と技術の強化

当社グループは、品質の確保(向上)と技術の強化に向けて、技術力の底上げをまず第一の優先事項とし、技術関連資格取得の促進を図り、その結果として生まれる新たな技術や創意工夫を形にするため、特許取得を推奨しています。
社会課題である生産人員減少は建設業において最も深刻な課題であり、生産性向上の取組みは最重要事項です。技術開発を推進し、現場導入、運用によってその効果を確認していく取組みを進めております。

(1)技術力の向上に資する技術関連資格取得の促進

事業上の必須資格(1 級土施工、技術士等)取得者の促進に加え、技術の多様化を考えた他分野技術(機械、電気、情報通信、環境)の取得資格も含めた推奨を図っております。
特に事業上の必須資格においては、社内講習、研修、勉強会を催し、一定人数の維持は最低限、更なる増員により技術の厚みを増すよう務めております。
2021 年度現在の技術に関する主要資格取得状況は以下になります。

(2)品質、技術力の向上の手段、成果となる特許取得数の促進

知的財産権の一つである特許権、特に事業運営に寄与貢献する技術的な特許取得は、事業の競争優位性やブランドイメージ確保においても重要なファクターと考えております。
特許取得に関する技術戦略立案、及び促進、啓蒙を図る特許審査委員会を設置し、約1回/月の活動と共に、知財社内研修の実施、日本知的財産協会の加入、協会委員会活動を通しての最新動向習得、情報収集に努めております。
2021 年度現在の事業セグメント別の出願、保有特許取得状況は以下になります。

(3)生産性向上の促進

生産性向上は全ての業務、作業において取組む必要があり、IT、IoT、DX 等のツールや手法を活用しながら、常にその成果を分析評価し、実績を積み上げてまいります。その中、独自性を確保すべき特化工法においては、自社にてその解決を図るための技術開発を進めており、技術研究所、つくば機材センターがその役割を担います。
生産性向上においては、中期経営計画期間毎に目標を掲げており、前期中経(2017-2019)に対して現中経(2020-2022)の2021 年度までの結果を以下に示します。

① 技術研究所

主にコンクリートに関する研究開発を充実させるため、1990年に当時の真岡工場の約4,500㎡の土地に技術研究所を開設しました。技術研究所では、開設以来順次施設や設備を充実させていき、技術に立脚した当社を支えるとともに、時代を先取りした技術開発を進めてきました。

ここ数年は、高速道路における橋梁等の大規模更新・修繕、社会基盤を支えるコンクリート構造物の維持修繕の要請に応えるため、調査・診断や補修・補強に関する研究開発を主体としつつ、将来を見据えた新たな分野にも挑戦しています。


技術研究所

② つくば機材センター


つくば機材センター 掘削機試験架台

建設業においては建設機械の利用が欠かせません。近年では更なる生産性向上や担い手不足の観点から、i-construction、IoT、省人化・ロボット化が積極的に推進されています。

当社グループは建設業の中でも特化工法に特に注力しているため、専用の設備、機械システム開発が必須ですが、そのような専用の設備・機械の運用管理の拠点がつくば機材センターです。

特にニューマチックケーソン工法に関する特殊環境下での作業の安全性を確保、効率化を図る開発を行うにあたり、作業現場を再現したケーソン作業室、実機の掘削機試験を行う架台、高気圧専用のロック艤装等が可能となる施設を備えております。

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