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実際のニューマチックケーソン工法施工現場で、ショベル自動運転システムを実証

当社は、株式会社DeepXとの協業体制のもと、実際のニューマチックケーソン工法施工現場でケーソンショベルの自動運転システムの実証試験を行いました。

デジタルツイン技術による地下の掘削地盤の可視化、ケーソンショベルの自動化

地下の作業空間(函内)における3台のケーソンショベルを自律制御し、地盤の掘削・排土作業を同時に自動化できることを確認いたしました。
また、本自動化システムは、デジタルツイン技術を用いたリアルタイム現場可視化システム(GeoViz)と統合され、GUI画面から各ケーソンショベルに作業指示を出すことで、複数台のショベルによる掘削・排土作業を自動化できることを確認いたしました。

デジタルツイン技術を用いた可視化の様子

建設産業は他産業と比べて高齢化が進行しており、既に働き手不足が大きな課題となっています。近年、建設業全体で、働き手不足を解消すべく、省人化や自動化を推進する動きが強くなっています。その中で、デジタルツイン技術を活用したICT施工や建設機械の自動運転は、省人化や自動化、安全性の向上につながり、本業界の大きな課題を緩和・解消しうるとして期待されています。

今後の開発について

自動運転システムは、今回の実証実験の結果を踏まえて引き続き開発を進め、2025年度中のアースバケットへの土積み込み機能の完成と実証を目指します。
デジタルツイン技術を用いたリアルタイム現場可視化システムに関しては、2024年度中の現場運用開始を目指します。

株式会社DeepXについて

株式会社DeepXは、「あらゆる機械を自動化し、世界の生産現場を革新する」というミッションを掲げて活動する、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップです。多くの産業で問題となる労働力不足、熟練作業者不足、過酷作業等の現場の課題の解決を目指し、AIをはじめとするさまざまな技術を駆使し、あらゆる機械を自動化し、幅広い作業の自動化を推進してまいります。

本社所在地 東京都文京区湯島三丁目21番4号第一三倉ビル3階
設立 2016年4月22日
代表者 代表取締役 冨山翔司
事業内容 機械自動化や現場作業自動化の支援、AI技術を活用した事業開発、ソフトウェア開発、R&D
URL https://www.deepx.co.jp/
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