CFRPスラブ(Carbon Fiber Reinforced Plastics Slab)
『CFRPスラブ』は、海水の飛沫が著しい港湾構造物などの厳しい塩害環境下での活用が期待できる、腐食しない構造材料であるCFRPケーブル(炭素繊維複合材)を緊張材として使用したプレキャストPC床版です。
『CFRPスラブ』は、護岸法線方向にプレテンション緊張材を護岸法線直角方向にポストテンション緊張材の2方向にプレストレスを導入したプレキャストPC床版であり、短繊維補強コンクリートを採用することで緊張材以外の補強材を削減し、コスト縮減を図りました。また、『CFRPスラブ 』は、塩害劣化の影響がないとみなせる材料のみで構成されています。そのため、塩害環境でのかぶり厚の増加は不要です。さらに、従来は連続繊維の緊張材であってもポストテンション方式の定着部は金属製でしたが、『CFRPスラブ』では完成時に金属を残さない定着構造となります。
これらにより、耐久性確保の確実性やLCCの低減の観点から、海水の飛沫が著しい港湾構造物などの厳しい塩害環境下での活用が期待されます。
『CFRPスラブ』は、護岸法線方向にプレテンション緊張材を護岸法線直角方向にポストテンション緊張材の2方向にプレストレスを導入したプレキャストPC床版であり、短繊維補強コンクリートを採用することで緊張材以外の補強材を削減し、コスト縮減を図りました。また、『CFRPスラブ 』は、塩害劣化の影響がないとみなせる材料のみで構成されています。そのため、塩害環境でのかぶり厚の増加は不要です。さらに、従来は連続繊維の緊張材であってもポストテンション方式の定着部は金属製でしたが、『CFRPスラブ』では完成時に金属を残さない定着構造となります。
これらにより、耐久性確保の確実性やLCCの低減の観点から、海水の飛沫が著しい港湾構造物などの厳しい塩害環境下での活用が期待されます。

特徴
- コンクリート内部に腐食が生じる鋼材が配置されておらず、また、緊張材の定着構造の非鉄化を図っているため鋼材腐食による劣化影響がありません。よって、塩害地域でも、かぶり厚の増加が不要となります。
- 床版接合(目地)部より漏水に対しても、コンクリート内部に腐食が生ません。
- 同一の床版厚においても、従来の鉄筋(プレストレスト)コンクリート床版と提案のコンクリート床版(鉄筋やPC鋼材が未配置)の単位体積重量の差異により、6%の重量の軽減が図れます。
- 従来技術(ループ継手を用いた床版)と比較すると、経済性は139%※増加し、工期は86% に短縮されます。(※:道路橋床版に準拠)
- 本技術はプレキャストPC床版および間詰接合部の非鉄化を実現。